Peru の多様性を伝えるエクスポーター Cultivar からのロット、今季買い付け分のうち最初のリリースです。 当初 TYPICA社のオファーリストに無かったこのロット、当店が全量買い付けることでこの土地、生産者にわずかながらもスポットを当てることができ嬉しく思います。
このマイクロロットはアウグスティナさんとその家族によって作られています。ルクマ農園はカハマルカ地域のウアバル村、標高1,700m 以上に位置します。ウアバルの地には鬱蒼とした森が繁り、それにより小川が生まれ、動植物の多様性に満ちています。
当店における Cultiver からの買い付けは今季で3年目となりますが、彼らは創業当初からカハマルカのこれらの土地と協働し、いくつかの生産者グループとしっかりとした結びつき、信頼関係を築いてきました。一農家あたりの栽培面積がとても小さいこのウアバル、複数の生産者のコーヒーを混ぜて一つのロットにしたりすることもしばしばですが、ここ数年のコーヒーの品質は際立ったものがあります。それは理想的な地性や気候的特徴はもちろんのこと、生産者の献身的な働きによる部分によるものです。
The Middle(中煎り)のローストにより、チョコレートの風味やボディと共に、八朔のような柑橘のアシディティ、プラムやブラウンシュガーの甘さが感じられます。中国種の茶のような旨味も骨格を形作っていて、バランスの良さと複雑味を兼ね備えています。
農園名:La Lucma(ラ ルクマ)
生産者:Augustina & Family(アウグスティナさんファミリー)
生産国:Peru(ペルー)
生産地域:Huabal, Jaen, Cajamarca(カハマルカ、ハエン、ウアバル)
品種:Caturra, Bourbon
標高:1,700~2,000m
生産処理方法:Washed(水洗式)
ローストカテゴリ:The Middle(中煎り)
フレーバープロファイル:Plum, Chocolate, Grape, Hasssaku orange, Oolong tea, Smooth mouthfeel, Lively acidity, Brown sugar
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“The Middle” はこれまでリリースしていた “Roasty” の後継となります。コーヒーカウンティのメインのロースト(浅煎り)よりも若干深めのローストです。
浅煎りではそれぞれの豆特有のフレーバーやアシディティを最大限に引き出すことを主題にしており、ローストによる焦げた風味は極力与えないことを目指しています。
一方、“The Middle” ではフレーバー、アシディティ、甘さ、マウスフィールといった味わいの要素を満遍なく引き出した “中煎り” で、正に “真ん中の味わい” を目指したものです。